point of life

Always look on the bright side of life. Life's a piece of shit, when you look at it.

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okinawa

suku

スクはアイゴの稚魚でおきなわでは塩漬けにして食べる。
沖縄の島豆腐の上にのせたスク豆腐はなんともおいしい。
新鮮なとれたてを唐揚げにしてシークワーサーを絞ると最高においしい。

海の深場で生まれたスクは
毎年ほぼ旧暦の6月1日おきなわの島々の沿岸に群れになってエサの藻を食べにあがってくる。
藻を食べてしまうとにおいが付くので、何も食べてないスクが高級で
ほんとか嘘か知らないけれど、運良くどこよりも早くスクを獲って那覇の市場へ送れれば、公務員のボーナス以上になることもあるらしく
「旧の6月1日は毎年有休をとる」とどこかの小学校の先生がいってた。

食べて美味しい。運が良ければ夏のボーナスになる。
そんなオイシイ話を島の人たちがほっとくわけがなく
毎年6月1日前後になると島のおっちゃんたちは携帯電話を片手に、そわそわと島のあちこちにいっては海をみている。
「スク?」と聞くとニヤリとするけど目線は海。
群れを見つけるとあっという間に仲間の船がやってきて小さな巻き網を張って数人で追い込む、そんな漁を上から眺めて、漁の終わった夕方おっちゃんたちと話をながら獲れたてのスクの唐揚げでお酒を飲んだ。

僕が月の半分を島でうろうろしていたのはもう10年くらい前だけど、いまでも毎年旧暦の6月1日がくるとあの光景を思い出す。
おっちゃん今年はたくさんとれたかな。

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kudaka

梅雨のはずのおきなわへいってきた。
着いたとたん相変わらずの湿度ににやりとしつつ、13年住んでてもいったことのなかった久高へ。

やっと呼ばれた。

ニライカナイにいちばん近い島でパワースポットだ。と言われるけれど。
そんなことどーでもよくて。
久しぶりに、ただただのんびりしたおきなわの離島でぼけーっとしてきた。
田舎だいすき。

立場や肩書きを取っ払って「今日の夕日さいこーだったね、乾杯!!」って
いきなり一対一の個人として距離を縮めてしまうおきなわの力にはいまも助けられているし
やっぱり なつかしい。

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